ニッパーの刃形状解説その2

ニッパーの刃形状を扱うコラム第2弾。
今回はよくあるお問い合わせの両刃ニッパー片刃ニッパーの違いと刃先の形の違いについて解説します。

【薄刃=片刃ではない!】

プラスチックニッパーや薄刃ニッパーを「片刃ニッパー」と表現、呼んでいる事を散見しますが、正しくはプラスチックニッパーも薄刃ニッパーも「両刃ニッパー」になります。

前回のコラム「ニッパーについて 刃形状その1」で説明しました通りプラスチックニッパー、薄刃ニッパーもエッジ刃がついています。
刃形状を図で表しました。見てみましょう!

両刃・片刃の切り跡の違い

一般的なニッパーには、「ラウンド刃(スタンダード刃)」「フラット刃(ストレート刃)」の他に「両刃」「片刃」2つの刃の種類があります。図のように切断跡が中心に来るか端に来るのかが両者の大きな違いになります。

両刃ニッパー

両刃ニッパーの特徴

一般的なニッパーの構造。両刃ニッパーの中に強力ニッパー、薄刃ニッパー、プラスチックニッパーがある。切断痕が中心にでき、表刃のエッジが多い程切断痕も大きくなる。

片刃ニッパー

片刃ニッパーの特徴

柔らかい樹脂、模型等切断痕をなるべくなくしたい場合。刃が極薄刃のため繊細な取り扱いが求められる。

ニッパーの刃先の形の違い

両刃・片刃の違い以外にもニッパーには刃先の形の違いがあります。それは刃幅の広さの違いです。刃幅が狭いと先端は尖っていくので狭所作業に向きますが、強度は落ちます。反対に刃幅が広いと刃厚もあり強度が上がることになります。また、両刃には刃幅の広いタイプも細いタイプもどちらもありますが、片刃は基本的に細いタイプとなります。

主な対象刃:両刃

先端部の刃幅・刃厚があり、強度は先細と比べて高い。先端での切断も可能。
※ニッパーは基本的に刃の中心部での切断が好ましい


主な対象刃:両刃・片刃

先が尖っているタイプは狭い所に挿し込むための形で先端部の刃幅がないため強度がなく、先端を使うと刃が広がるなどの故障の原因になることがあります。

まとめ

  • 両刃と片刃の1番の違いは切断痕
  • 両刃は左右どちらも切刃がついていて中心に切断痕ができる。表刃のエッジが大きいほど痕が目立つ
  • 片刃は切れないまな板と切断刃がついていて端に切断痕ができる。刃が極薄のため取り扱いに要注意
  • 広い刃幅タイプ(先太)は細い刃幅タイプ(先細)よりも強度が高いが、狭所作業に不向き
  • 細い刃幅タイプ(先細)は強度が低く、先端での切断はNG。狭所作業に向いている
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