工具メーカー「ツノダ」プレゼンツ。プロツールコラムのvol.2。
今回はツノダの圧着工具のコンセプト、開発秘話。について語ります。

「業界NO.1の軽い圧着」とは?

コンセプトの実現の要「トグル機構」

開発コンセプトは「業界NO.1の軽い圧着」。実現を目指し、数えきれない試作と改良、最新加工機の導入、構造力学計算の構築など一歩一歩
前進していきました。一般的な圧着工具の構造は二つの支点(第一・第二テコ)と力点(ハンドル)、作用点(圧着部分)が合わさったものです。荷重を左右するのはテコの原理にあります。

二重テコ機構では4倍以上の倍力効果を発揮することができます。青丸と緑丸の4点の位置(距離)関係でテコの倍力率が変わります。この機 構をトグル機構と呼びますが、最も倍力率が高くなるように位置関係を構造力学計算しています。さらに支点と作用点の距離を最大限まで短く することで支点と力点の距離が短くても軽く圧着できるのです。

つぶれない仮押え

ギア枚数を細かくすることで握る箇所を小刻みに移動することができ、力の入れ直しがしやすくなっています。さらに仮押さえのギア位置を工 夫することでつぶさずに仮押さえができます。これにより現場での端子のずれを防止し、電線挿入作業が楽になります。

安心・安全な圧着工具

圧着マークくっきり。電気火災防止に。

「圧着マークはくっきりと刻印がされるように最後まで確実に圧着してからハンドルが解除される仕様。この最後の一押しの前に解除を許せば、圧着は軽く楽になりますが、刻印が薄く、また回数を重ねるごとにゆるい圧着となり正常な圧着ではなくなります。本来圧着作業は電気工事において大変重要な作業であり、不完全な接続は電気火災につながる重大な事故の発生源となりえます。ツノダでは安心・安全な作業を優先しJIS規格の数値を遵守し最後の一押しまで圧着後解除するように設定しています。

Made in TSUBAME SANJO
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